JazzVoice.comに加入してから幾つかのクラスに参加ましたが、いつもその内容に驚かされます。世界的で活躍する一流のパフォーマーが、本当に親しげに楽しそうに演奏を聴かせてくれて、その上その知識と経験を惜しげもなく生徒に注いでくれます。生徒の皆さんも臆することなく堂々と歌い、先生の的を得た指導でどんどん変わって行くのは本当に楽しそうです。歌わない人も質問やコメントをチャットに書き込むので、いつも熱気あふれるクラスになります。
そんな様子に触発されて、今回初めて歌で参加しました。
去年アメリカに来て9か月間、殆ど人前で歌っていなかったので心臓はバクバク、声も震えて頭はまっ白。でも久しぶりの緊張感が途中で「このコロナ禍でも私はまだ生きてる、今歌ってる」と気づかせてくれて、感極まって涙が出てしまいました。その後は、Sachal Vasandaniさんの温かいアドバイスをもらい、「この短い時間を大切にしなきゃ、楽しみたい!」と少し肩の力が抜けました。バラード曲のインプロを始めてやりましたが、フレンドリーな雰囲気のお陰で最後はだいぶリラックスして歌えました。(クラスが終わっても手は震えてましたけど(笑)「教えられた通りを越えて自由になる練習を。」彼のアドバイスに希望の光をもらいました。
ひとり15分程度の短時間で、レベルに関係なく、テクニックでもメンタルでもその人の持ち味を最大限に引き出すマスター達は、まるで魔法使いみたいです。どうぞ勇気を出してこの魔法を是非体験してみてください。